夫が浮気したからといって、簡単に妻の座を明け渡すことは、一般的にあまり得策ではありません。
結婚していれば妻は夫に生活費(婚姻費用)を請求できますし、夫が死んだ場合には相続権もあります。
しかし、離婚すると、財産分与・慰謝料以外には、子どもの養育費しか請求できません。
結婚している間にもらえる生活費に比べると、養育費はそれほど多くないものです。
しかも、結婚期間にもよりますが、離婚の慰謝料は300万円程度です。
夫から多額の財産分与がされる可能性があれば別ですが、離婚後に経済的に自立できるかを十分考えてから、行動を起こすようにしましょう。
ある40代の女性は、2年前に、夫が職場のもと同僚と不倫をしているのを、夫本人から聞き出しました。
夫の免許証入れにその女性と旅先で撮影した写真があり、問い詰めたところ、夫が浮気を認めたそうです。
最初は、彼女の新しい職場での悩みについて、電話で相談を受けているだけだったそうです。
やがて会って話をするようになり、1年後には月3~4回のベースで肉体関係を持つようになったというのです。
最初は離婚も考えましたが、子どものことを考えるとできないそうです。
こういう場合、その女性を裁判で訴えて、慰謝料を請求することができます。
不倫相談は「みさこの部屋」へ