不倫と先着順の既得権
結婚をしたい女性にとって、少しぐらい難しい恋愛のほうが、熱心に追い求めようとする気になります。
獲得本能を刺激されるのです。
当人同士の間ではそれでよいかもしれないが、人の迷惑になるかどうかについては、冷静になってよく考える必要があります。
不倫というものは、例外的な場合を除いては、相手の配偶者にとっては迷惑であるのは間違いありません。
子供がいるときは、子供にも迷惑です。
それまで平穏無事であった家庭に対して、何らかの影響が生じる。
相手の配偶者には既得権があります。
先着順という大原則の中では、しかるべき手続きを踏まないかぎりは、割り込み行為です。
社会の秩序を乱すとして、非難される覚悟はしておかなくてはなりません。
親子や夫婦などの人間の絆は、まだ自由化されていません。
法的にも社会的にも規制されていて、自由競争の対象とはなっていません。
どんなに激しく燃え上がっている恋であっても、この点をきちんとわきまえたうえで行動しなくてはいけません。
もちろん、社会のしきたりよりも、自分の感情に忠実でないと、自分の存在理由がなくなると思う場合もあります。
そこから先は、自分のリスクにおいて行動するほかありません。
実際には社会のしきたりや人間の絆は根強く、相手にそれを乗り越えるだけの勇気や力もないことが多い。
その点もよく見極めてからでないと、大やけどをする結果になります。
そのような危険性があれば、単なる火遊びにとどめておいたほうが賢明です。
不倫相談は「みさこの部屋」へ