不倫をする女性の中で、ファザーコンプレックスが潜在意識にある場合、2つのことが考えられます。
まったく父親の存在がなかった場合がその一つです。
たとえば母子家庭であったり、単身赴任が長かったりする場合です。
父親の愛に飢えていることを本人は成人するまで気がつかない場合があります。
父親がいてくれればいいのにという気持ちはいつも感じていても、それがどういう状況なのかはよくわかっていません。
とくに成人して社会に出て、かなり年上の男性と接するまで、心のヒダにファザコンは隠れています。
学生時代から付き合っていた2つ3つ年上の男性と結婚まで決まっていたのに、何故か会社の上司と恋に落ちて、婚約解消などという事態になります。
一度、気づいてしまったファザコソはもうぬぐいがたく、その後も父親的愛を求めていくようになってしまいます。
もう一つの場合は、父親はいるのに、父親の愛とは今、自分が受けているものとは違うと長く感じて育ってきた女です。
父親はいびつに存在しているだけです。
少女の心に深い傷をつくっています。
その傷は誰にも癒せないと思っています。
少女はあきらめて女になります。
同級生との淡い恋にも、結婚を前提にした男との大人の愛にも、父親を求めたことはありません。
別の愛だと信じて疑わないからです。
ところが、傷を優しく癒してくれる年上の男が突如として現われ、不倫関係に陥ると、状況は大きく変わります。
父親ですら与えてくれなかった無償の愛を、無垢のままの飾らない自分を受け止めてくるれ愛を女性は見つけるのです。
不倫相談は「みさこの部屋」へ