結婚生活の中では厳密に、どこからどこまでがセックスだとはっきり定義することはできません。
セックスと日常的なコミュニケーションとは本来、切り離せるものではないのです。
裸で向き合うセックスの現場では、お互いの心も裸になるため、本性を隠しておくことが難しくなります。
それゆえ、日常の生き方、人生そのものが、セックスの場面に凝縮されて現れてしまうことになるのも避けられません。
私たちは恋愛について、誰からもキチンと学んだことはありませんが、セックスについては、さらにその傾向が顕著になります。
セックスについて誰かに教えを請うことは、まずありませんし、自分以外の他人のセックスを観察することもほとんどないでしょう。
もし教えてもらったとしても、それが実践できるとは限りません。
つまり、セックスについては、誰もがほとんど無知であり、初心者です。
だからこそ、結婚後は、夫婦で協力しあいながら、ステキな性的関係を築いていかなければならないのです。