不倫の女性がひとり暮らしをする場合、まずその部屋で、夫婦の真似事を始めてはいけない。
あくまでも彼は恋人。
彼は夫でなければ、あなたも奥さんではない。
そのことを踏まえたうえで、次に大切なのが気くばりと思いやりである。
気くばりは、彼に快適に過ごしてもらうために、そして思いやりは彼を束縛しないために必要だ。
本心は帰ってほしくないけれど、やはり"帰りなさい"と口に出すのがあなたの役目。
自分の精神をコントロールさせるには、やはり、彼をそうひんぽんに部屋に誘わないのが賢明かもしれない。
もし、フィフティ・フィフティで付き合うのが不倫のキー・ポイソトだと考えるのなら、あなたが彼の家に行かないのと同様、彼もあなたの部屋には来ないのが理にかなっている。
女性の部屋がデート場所のすべてになる。
これは、恋愛が生活の場に入り込んでいることになる。
程度はともあれ、不倫の恋をする男性にとって、上手な嘘をつくということは、紳士としてのたしなみ、流儀じゃないかと思う。
お盆休みで、家族全員で実家に帰省する場合でも、クリスマス・イブでホームパーティをすることになっていても、なにがなんでも「仕事」の二文字で嘘を貫いてほしい。