もしあなたが一人の男性の愛を独占しなければいられないというのであれば、不倫には不向きです。
いや愛情だけではありません。
数人の友人とおしゃべりしているとき、自分が話の中心になっていなければ気が済まない人も同じです。
独占欲の強い人は、なにも男性という存在が必要なのではありません。
注目されたり、チヤホヤされる行為と時間が重要なのです。
かつて私がつき合ってきた女性の中に「いつも自分の顔を見ていて!」と命令する娘がいました。
あるときレストランで食事をしていましたが、私が他の席の女性を二、三度チラチラと見ているだけで、ご機嫌が悪くなってしまうのです。
「私の顔を見ていない」というわけです。
私よりあの娘のほうがいいんじゃないの、と疑い深い態度が見え見えでした。
しかしよしんば別の娘のほうがいい女性であったとしても、だからといって私が、他の男性と一緒にいる女性に手を出すわけはありません。
むしろそんなときは、「どこがあの女性の魅力なの?」と聞いてくれるほうが、魅力論というかっこうの話題ができますし、彼女だって私の考えが分かってトクだと思うのです。
このゆとりが結婚外恋愛においても生きてくるのです。