浮気相手に一心同体論を振り回されると、男は逃げ道を絶たれたも同然で、うれしい半面非常に困ったことになります。
とはいえ女性から発する言葉でも、時期によってガラッと意味が異なることを覚えておいたほうがよさそうです。
この「捨てられたら死ぬわ」も、恋愛の初期であれば男は大よろこびしますし、
「俺がきみを捨てるわけないじゃないか」
と愛を盛り上げるフーガの役目を果たしますが、これを愛の末期に女性からいわれたらどうなるでしょうか?
男は怖くなってどうやって逃げ出そうか、もう一度ウソの上塗りをしようかと迷うことでしょう。
エキセントリックな女性であれば、睡眠薬自殺を図らないとはいいきれません。
前述の華原朋美の例もありますし、少し前だったら宮沢りえ、中森明菜も自殺未遂です。
有名人でも思いきった行動に出るくらいですから、無名の一女性であれば、もっと激しいかもしれません。
そう思うと男としては"まずい女と関係してしまったなア"と頭を抱えることでしょう。
不倫は基本的に"捨てるか捨てられるか"の二つの愛であり、これをもう少し広げて変化させれば"結婚するか死ぬか"の四つにひとつしかありません。
ここで結婚は基本ではないことに、まず注目すべきです。