女性は、一度でも寝た男を忘れないといわれますが、男は不思議なことにどんどん忘れます。
それは男にとって愛が軽い証拠であり、ときに高まった性欲を一時的に解消するためだけの放出愛であることを物語っています。
女性はこのことを忘れるべきではありません。
いま現在どんなに愛し合っていても、妻でないかぎり間違いなく十年後、二十年後にはあなたの顔も名前も忘れられていくのです。
そうだとしたら、愛の確認を求めるようなプレゼントは、しないほうが、かえって男は近寄ってくるものなのです。
特に不倫においては、愛の確認を恐れなければなりません。
仮にあなたが有夫の妻であって、独身青年とつき合っている状況を考えれば分かるでしょうが、夫のいる家にその青年から贈られた品を置いておけるでしょうか?
この立場が逆転して、男に妻や娘がいたとするならば、彼が自宅にあなたの痕跡を残したくない心も分かるはずです。
いや自宅だけでなく、ネクタイ、ハンカチ、喫煙具に至るまで、女性からのプレゼント臭を消したいと思うのも当然でしょう。
その意味で、不倫や浮気では小さなプレゼントさえも、相手の男性がほしがる以外は贈らないほうがよろこばれるのです。