おしゃべり上手より聞き上手になりましょう。
おしゃべりは女の特権? かもしれませんが、それは結婚後に行使することにして、見合いの席ではグッとがまんしましょう。
そして、相手に主導権をまかせます。
しかし、なかには口下手な、話の得意でない男性もいます。
こんなときは両方で聞き役では困りますから、臨機応変に話題を提供することにします。
ただ、この場合でも、主導権を握ったということではなく、あくまでつつましく、控え目な発言が望ましいものです。
内容は、政治や経済、社会問題などは敬遠して、ごくふつうの文化関係や日常の話にとどめます。
自分の家庭のことは話しても、相手の家庭については根掘り葉掘り聞かないこと。
平凡な話をしたからといって平凡な女だと思われる心配はまず無用です。
見合いといっても種々さまざまで、豪勢な観劇を兼ねたものからホテル・レストラン・喫茶店と、その幅は大へん広いものです。
もちろん豪華な見合いの席では、略装などは許されないでしょうが、仲介者の自宅とか、喫茶店などの場合は、仲介者と相談の上で双方略装が希望ならそのようにはからってもらえます。